2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
また一人天に召されて冬の星
菊日和途方に暮れた日もありし
待つといふ愉しさにいる冬日和
日向ぼこ犬とふたりの昼下がり
凪の海渡る海峡冬霞
子等去りて揺れるブランコ冬夕焼
深々と更け行く静寂月冴ゆる
十六夜の月眠られぬ夜の窓に見ゆ
風向きを変へて一気に冬めけり
父逝きしあの日あの朝冬の虹
遠き日の父の背中や宵の月
喜怒哀楽過ぎ行く日々や冬の薔薇
日曜のひとりの時間冬の雨
塾帰り子等を見守る冬の月
また一人浄土への旅星流る
走る人絵をかく人に小春風
暮れ初むる山の稜線秋夕焼
澄み渡る空に色さす冬紅葉
小萩咲く奴国の丘に弥生の世
拙い俳句見ていただいてありがとう御座います。
満ちたりて過ぎ行くものや枯野原
一日の恙なく過ぎ暮の秋
神無月マージャン覚え呆け防止
人恋し赤き木の実をポケットに
立冬や余生楽しみブログ書く
鐘一打山里の秋深みゆく
山の湯のアロマセラピー霧の中
玄関のマット新調十一月
偕老のゆっくりと踏む落葉道
不器用に生きて悔いなし石蕗の花