八月ややり残したる事多し
訃報受く夜の静寂の虫時雨
夕顔や儚き恋の一夜花
蜩や黄昏時のまわり道
朝顔や一人の朝のひとりごと
踏まれても踏まれてもまた草の花
風爽やか墓前で交はすありがたう
逢へさうで逢へない夢や墓参り
黙祷の八月六日蝉時雨
夾竹桃あの日と同じ赤き色
入魂の一球一打玉の汗
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