月影にひそかに揺るる萩の花
暗きほど香りたしかに金木犀
萩咲くや生家なき郷なほも恋ひ
楽しみを探し生きよと今日の月
足音を連れてひとりの十七夜
吹く風に暫し人恋ふ居待月
満月を待って今宵は無月とは
楚々と咲く黄色の寂し女郎花
雲仙の温泉ひたる敬老日
敬老日巣立ちの孫等プレゼント
背中を押す君の囁き秋の風
控えめなクリーム色の彼岸花
曼珠沙華変わらぬ姿勢十年後
突然の別離の知らせ秋寂し
昨日とは何処かが違う秋の風
かまど飯湯気の香立ちし里の秋
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